指示が伝わらないのは上司であるあなたの責任です。
よく上司からこういう声が聞こえないでしょうか?例えば
『俺は、○○君にこの資料のこことここを訂正してとお願いしたが、全然見当違いの場所を訂正してきた。』
『どこどこを○○君に掃除しておいてと指示をしておいたが、全然綺麗に掃除されていなかった』(逆に時間をかけすぎていて綺麗にしすぎていた)
というような声を聞いたことがあると思います。
しかしこれは何を隠そう指示をしたあなたの責任です。
指示をされたほとんどの社員は、指示された内容が理解出来ないまま作業しています
見当違いの結果を社員に出された上司はきっと社員に対してこう言うでしょう。
『あの時▲▼しろって言ったじゃん!なぜその通りにしなかったんだ!』
『なんでそんなことにそこまで時間かけてやるんだ!そこまでしなくてもいいんだよ!』
なんていうと思います。
因みに私は過去に散々言われ続けてきた過去があります💦
しかしこれは繰り返しますが指示をしたあなたの責任です。
すなわち指示が的確に相手に伝わっていない、んです。
例えば、『この資料を見やすく訂正して』という抽象的な指示しかできない上司も中にはいると思います。
でも社員が10人いたとしたら10通りの疑問が浮かぶわけです。
- 見やすくって具体的にどうすればいいの?
- いつまでにやればいいの?
- この資料のどこが悪いの?
- この資料のデーターはどのフォルダに入ってるの?
など様々な疑問が浮かんでいるはずです。
確かにその指示だけで上司が求める結果を出せる社員も中にはいるかもしれません。
しかし、ほとんどの社員は頭の中で疑問が浮かんでいます。
でもその疑問に対して根掘り葉掘り聞いてしまうと、上司の機嫌を損ねないか気になってしまうので結果自分自身で答えを出して作業に取り組んでしまうということになります。
特にいつもパワハラまがいの事をしている最低クラッシャー上司だったら質問なんてできるわけがありません。
指示された社員は一生懸命取り組んでいます
ですがたとえ見当違いの結果を出した社員も、時間を使って行動をしたんです。
自分なりに一生懸命考えて、評価してもらいたいために作業をしたわけです。
そこで結果だけを見て社員を評価してしまい、さらには説教までしてしまうと社員のモチベーションはがた落ちです。
これを繰り返すといずれは社員から反乱を起こされかねません。
たとえ結果が求めるレベルに達してなくても、社員のやった行動は承認してあげる器がこれからの上司には必要です。
社員は評価されるため・会社に貢献しようと一生懸命考えて行動しています。
※中には適当に手を抜いて仕事をしている人もごく僅かに存在しますが、その人にはまた別の指導が必要になります。
ではどう伝えたら良いのか?
ではどう指示をすればよいのかお話しします。
『何を・どれだけ・どうやって・いつまでに』
を具体的に指示するようにしましょう。
そして社員へ指示をするときには必ず社員の顔を見てしましょう!
『目は口ほどに物を言う』ということわざがあるように、人の表情からは様々な情報をキャッチすることができます。
ちゃんと顔を見ていれば疑問が浮かんだ瞬間や、納得できないことなど口に出さずとも感じ取ることが可能です。
※社員と話をするときパソコンと向き合って話をする上司がいますが、それはやめてください!
そして社員からの疑問には答えてあげて、疑問の表情が浮かんでいたら積極的に『何か質問あるかな?』と声をかけてあげてください。
コミュニケーションにコンプレックスを感じている社員に対しては、指示した内容を本人からも口に出して言ってもらうなど工夫が必要です。
指示が伝わらないのであればそれは社員のせいではなく、上司であるあなたの責任だということを肝に銘じてください。
問題を全て社員のせいにしていませんか?問題はリーダーであるあなたが作り出したものです! - tryanythingのブログ