会社で起こった問題を社員に責任転嫁していませんか?
会社の雰囲気が良くない、社員が言うことを聞いてくれない、自主的に行動してくれない、新入社員が仕事を覚えてくれないなど常に問題を抱えているリーダーは少なくありません。
組織には必ず1つや2つは問題があります。
社員全員が様々な価値観を持って入社をしてきて、今まで生きてきた環境も全員違いますので必ず問題が起こります。
因みに私が働く職場でも(個人的には働きやすい組織だと思ってますが・・・💦)少なからず問題は存在します。
その中で特に重要な役割を担うのが組織のリーダーです。
起こった問題を社員に責任転嫁していませんか?
よく組織のリーダーが問題を提起するときによく聞く発言があります。
- ○○君・さんは仕事が遅いから全員の生産性を下げている
- 社員がいつも問題や厄介ごとを起こすから大変だ
- 社長が無理難題行ってくるけどレベルの低い社員ばかりだから無理だろ!
- なぜあいつはこんな簡単な仕事もできないんだろう
などよく耳にしませんか?
愚痴を言うだけならまだしも、中には仕事をできない社員を罵倒しストレスをかけやる気を失わせるような最低クラッシャー上司もいます。
『俺が新人の頃はこんな仕事教えてもらわなかったぞ!』
『なぜお前はそんなに頭が悪いんだ?もう一回小学生からやり直したら?』
『お前は会社のお荷物なんだよ!』
など社員へのモチベーションダウン発言と恐怖を与え続ければ、社員は変わるだろうみたいな感情任せの指導をしているリーダーもいると思います。
でもはっきりと言います。
これらの問題は全てあなた(リーダー)の責任です。
これらの問題って俯瞰して見てみると矢印を全て相手(社員)に向け、責任を相手(社員)に押し付けていることになりませんか?
そのような組織の雰囲気を作っているのは何を隠そうあなた(リーダー)です。
起こった問題は全て自分にあると認識してください。
そもそもリーダーって何のために存在していますか?
組織に問題が起こった時に責任を取る・社員を教育をする・会社の良い雰囲気つくりをする・利益を出し会社を運営していくのがリーダーの役目です。
そのことを認識しないで肩書だけでリーダーをしている人が世の中に沢山いるような気がしてなりません。
問題が起これば全て責任を社員に押し付ける・環境のせいにするようなリーダーは私は不要だと思います。
やり方は最初は下手でもいいので、『起こった問題は全て私が作り出したものだ!』と思って仕事をすると、おのずと前向きな解決策が頭の中に浮かんでくると思います。
最初から社員に矢印を向けて感情的に説教をしても、その時は社員は恐怖を感じるので反省すると思いますが、はたして社員はやる気を感じるでしょうか?
感じるわけないですよね。
例えば
『○○君、▼▲までにこの資料をわかりやすく訂正しておいて』
というような指示を社員にしたとします。
ですが上司にとって、わかりやすくない訂正内容で一生懸命作業してくれた社員に対して説教や指摘をしてしまうとどうでしょう?
『わかりやすく訂正ってどういう意味だよ?俺はあんたの頭の中はわかんねーんだよ!』
と思うに違いありません。
この場合上司が社員にかけてあげる言葉は
『あー!せっかく一生懸命作ってくれたのにごめん。俺の指示が抽象的過ぎたね。ここを、こうこうしてもらいたかったんだよ。次は気を付けるからまたお願いね。』
みたいな発言なら社員は次も快く引き受けてくれるでしょう。
変わらなければいけないのは上司であるあなた自身です。
人を変えることは100%できません。
権力を行使して感情任せに相手を説教や指摘をするのは簡単ですが、そのやり方は今の社員には間違いなく通じません。
やる気を失うと若い世代の社員は躊躇なく会社を辞めてしまいます。
1990年代のバブル期で日本の経済が右肩上がりの頃はそのやり方が通じていたかもしれませんが、今の若い世代は自分の価値観を非常に大事にします。
逆に言えば今の若い世代の人に対して、価値観を理解してあげてその人に合った教育をしていけばきっと心強い仲間となってくれるに違いありません。
最後にもう一度言います。
会社で起こった問題を社員に責任転嫁していませんか?
社員への教育について、詳しく書かれている著書を紹介いたします↓
是非参考にされてください。
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