とらえにブログ

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【仕事が遅い人】の特徴

 

 

 どの職場に行っても必ず一人や二人【仕事が遅い人】が存在すると思います。

 

 恥ずかしい話、私自身も現在の職場に入社した時先輩から毎日【仕事が遅いです・とろいです】と言われ続けていました。

 

 毎日悔しい思いをしながら、【どうすれば仕事が早くなるのか】試行錯誤を続け現在に至っています。

 

 お陰様で今は社員を指導する立場におります。

 

 そして今回は【仕事が遅い人】の特徴についてお話しします。

 

 

 【仕事が遅い人】の特徴 

 

 仕事が遅い人は主に以下の6つの項目が出来ていない傾向にあります。

 

  • 仕事の段取りが立てられない
  • なぜその仕事をするのか分かっていない
  • 仕事の優先順位が分からない
  • そもそも何をすれば良いか分からない
  • どこまですれば良いのか分からない
  • ダラダラと仕事をしている

 

 

 それでは上から順番に解説していきます。

 

 

 

 仕事の段取りが立てられない

 

 仕事は【段取りが8割・作業が2割】と言われるほど段取りが重要です。

 

 段取りさえしっかりと準備できておれば、後は手や足を動かす作業になります。

 

 しかし仕事が遅い人は、何も考えず・相談もせずいきなり作業に取り掛かったりするため作業の途中で間違いを発見して、また最初からやり直しをするという手間が生じやすくなります。

 

 このような人はまず【仕事の段取り(何を・どれだけ・どうやって・いつまでに)】を明確にさせてから作業に取り掛からせる癖をつけさせなければいけません。

 

 ”作業の途中でまた振出しに戻ってやり直す”のは企業にとっても損害でしかありません。

 

 

 なぜその仕事をするのか分かっていない

 

 

 例えば、上司から『会議室を掃除しておいて』というような指示を受けたとしましょう。

 

 ここでたいていの人は、『会議室を掃除する→これから会議をする→来客の確認をする→どこからどこまで掃除すれば良いか分かる』という事を無意識にできます。

 

 しかし、仕事が遅い人は何も考えずに”年末の大掃除か!?”と言わんばかりに無駄なところまで掃除をして余計に時間がかかって時間に間に合わない、という事があります。

 

 もしそのような人がいたら、懇切丁寧に『与えた仕事は何のためにするのか?』説明してあげなくてはいけません。

 

 『面倒だ!』と思うかもしれませんが、最初の説明に時間をかけておけば後になって余計な作業を回避することが出来ます。

 

 作業を依頼する方も、作業者に対して説明している時はしっかりとメモを取らせるのがベターです。

 

 このような人は話もしっかりと聞いていない可能性があるので、同じ事を何度も言わせる面倒を回避できます。

 

 

  

 仕事の優先順位が分かっていない

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 仕事は案件の『緊急度』に応じて振り分けなければいけません。

 

 取引先からのクレームや事故など比較的緊急度の高い事については、現在の時点で対処すべき最優先事項だと言わなくても分かると思います。

 

 しかし、このような状況は予想外のタイミングかつ突発的に起こる上、対処に時間がかかったらその他の重要な案件(重要だが緊急度は低い案件)に遅れが生じます。

 

 特に何も抱えていない時は”重要だが緊急度は低い案件”をコツコツとするべきですが、優先順位が分からない人は『後でも大丈夫!後で集中してやれば出来るでしょ!』とのんびり構えています。

 

 そしていざ納期が近くなって、突発的なトラブルが起こると慌てます。

 

 そうならないためにも『ToDoリスト(やることリスト)』を明確にさせて、せめて納期の3日前には仕上げられるよう締め切り日を設けさせることが重要です。

 

シンプルTODOリスト仕事術

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 そもそも何をすれば良いか分からない

woman placing duct tape on her mouth

 

 今日一日で”『何を・どれだけ・どのようにして・何時までに』計画を立てられない人”の事を指します。

 

 このような人はまずやるべき仕事の棚卸しが必要です。

 

 今現時点で何の案件を抱えているのかどんな紙でもよいので、書き出してみることです。

 

 『出社したらパソコンを立ち上げて、メールを確認する・返信する・電話で○○さんにアポを取る、上司に○○の進捗を報告する・午後から会社の草むしりをする・掃除をする』

 

 というような簡単な内容でも良いです。

 

 とにかく案件の整理をさせれば『何すれば良いか分からない💦』というような事にならないと思います。

 

 

 どこまですれば良いのか分からない

 

 納品の求められる品質が分からない人は、いつまでもダラダラと時間を使って仕事をしている傾向にあります。

 

 見積り金額以上にとにかく完璧求めて、自分自身が納得するまで作業しています。

 

 このような人に対しては、事細かく納品の品質を説明して時間を意識させて作業させなければいけません。

 

 例えば、『○○さんのところは見積もりが▼▼円だから、◇◇まで仕上げて15時までに終わらせてください』というような指示をしましょう。

 

 

 ダラダラと仕事をしている

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 このような人は、『与えられた仕事さえ定時までに終わらせればそれで良し!他人の事なんて知ったこっちゃない!給料分働いていればいいや!』という非協力的な考えを持っています。

 

 日が浅く一生懸命やっている人が仕事が遅いのなら仕方がないですが、このような考えで仕事をしている人は社会人としてかつ人間として失格だと思います。

 

 変化の速い現代社会ではとにかくスピードも求められます。

 

 スピーディーに高品質な納品を心がけて、とにかく多くの案件をこなさないとこれからの企業は生き残れません。

 

 

 上記のような最低な考えを持っている社員は辞めてもらえれば良いですが、このような人に対しては具体的な納期(デッドライン)を設けるようにしましょう。

 

 少しきつめの納期をわざと与えて、不平不満を言わない人なら緊張感をもって仕事をするようになるでしょう。

 

 逆に不平不満をタラタラ言うような人は、簡単な作業ばかりさせて評価も思い切り下げれば良いと思います。

 

 

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