【タクシー】の近くを走らないほうが良い理由
どなたでも一度は”タクシー”を利用したことがあると思います。
タクシーは不特定多数の人が利用でき、乗り降りする場所も神出鬼没です。
ですのでタクシー全部というわけではないですが、たまに不可解な動きをしたり、危険な運転をするタクシーがいるのも事実です。
そこで今回は”【タクシー】の近くを走らないほうが良い理由”についてお話しします。
【タクシー】の近くを走らないほうが良い理由
いつ停車するアクションを起こすか分からない
タクシードライバーはお客さんを乗せていない時は、回送以外は常にお客さんを探しています。
お客さんが手を上げたら、必ず乗せなければならないため少しくらい周りの交通に迷惑が掛かってもお客さんのもとへ向かいます。
なぜならお客さんに気づかなかったり、無視したりすると後でクレームに発展しかねないからです。
極端な話、タクシーが右折待ちで交差点の中心にいたとして反対車線からお客さんが手を上げたら、無理に転回してでもお客さんのもとへ向かいます。
普通に左側車線を安全に走っていてもお客さんが急に手を上げた時や、お客さんを乗せている時でも急に『ここで止めてください』と言ったら急停止することもあります。
このような理由からタクシーはいつ止まるか分かりません。
タクシーの近くを走っていて、急停車され追突したり急に進路変更をされて接触されたりすると面倒になるので極力近くを走らないほうが良いでしょう。
”ドアポン”される危険がある:二輪車を運転される方は特に注意
”ドアポン”とはタクシーが後部座席のドアを開けた時に、後ろから二輪車がドアにぶつかることを言います。
二輪車は渋滞をすり抜けたりすることがあるため、特にドアポンに注意する必要があります。
タクシードライバーはお客さんを見つけることに集中しているので、ドアを開ける時にあまり後ろを確認しないドライバーもいます。
二輪車を運転される人は、すり抜けをするときはタクシーがいないかよく確認するようにしましょう。
もしタクシーの横をすり抜ける際は、近くにタクシーに乗ろうとしている人がいないかよく確認してスピードも落としましょう。
タクシーと事故を起こすと厄介
タクシーは一般の任意保険と違って殆ど”タクシー共済”というものに加入しています。
一般の任意保険だと保険料も高額であるため、タクシー共済だと加入台数も多いため安価で済むメリットがあります。
しかし厄介なのは”タクシー共済”はあくまでタクシードライバーを守るために存在しています。
もしタクシーと事故を起こすと、いくらタクシー側に過失があったとしても慰謝料や損害賠償の支払いを渋ることが多々あるようです。
そして解決までに長期に渡ることもあるみたいですので、過失割合にかかわらずタクシーと事故を起こしても何のメリットもありません。
不要なトラブルになる前に”運転中にタクシーを見かけたら逃げる”くらいの姿勢でいたほうが良いかもしれません。
最後に
ここまでの内容でタクシーをディスるような内容ばかりを書いてきましたが、私はタクシーの存在を否定しているわけではありません。
私自身二種免許も所持していますし、高齢化が進む日本社会ではこれからもなくてはならない大切な存在だと思っています。
タクシーの運転手も全然事故を起こさず接客も素晴らしい方もいます。
ほんの数パーセントの運転手の方が、少し気を抜いた時に一般車と事故を起こしている気がします。
お客さんが急に手を上げてもあせらず、少しくらいお客さんの前を過ぎても構わないので安全に止まるアクション(指示器をだして、周りの安全を確認してステアリングを切る)をすればクレームにもならない上、不要な事故も起こさずに済むと思っています。
反対車線でお客さんが手を上げても、安全なところでUターンしてお客さんのもとへ向かうジェスチャーをしてお客さんの元へ向かえば良いだけの事です。
あくまでタクシーといえど、公道を走行する時は”道路交通法”を遵守しなければなりません。
逆に二種免許所持者であれば、一般車の手本となる運転をする必要があります。
タクシーと一般車が共に安全に通行するには、お互いの事をもっとよく理解して運転しましょう。