【言い訳】ばかりする社員の心理とは
組織の中にたまに一人はいると思います。
何に対しても言い訳ばかりする社員
業務改善のために、指導をしているつもりでも受け取る本人は絶対に【謝罪】をしません。
帰ってくる言葉は、『はい、すみません。以後気をつけます。』というような前向きな返答ではなく『でも、だって、あの時はこうだった、あの人があー言ったから...』など、何を聞いても反省の言葉はありません。
今回はこのような人はどのような心理が働いていて、その人は将来どのような未来になってしまうのかお話しします。
【言い訳】ばかりする社員の心理とは
- 謝罪を極端に嫌う
- 周りの評価を過剰に気にしている
- プライドが高い
- 周りや環境のせいにする
- 『一生懸命頑張っている』と自分の口で平気で言う
の主に5つに分けられると思います。
謝罪を極端に嫌う
『自分のしたことは絶対に間違っていない!』と思っているため、自分を正当化しようと必死になります。
こちらに1ミリでも突っ込みどころがあるとそこを上手くついてきます。
『会社の指示が悪い、先輩の教え方が悪い、そもそも教わっていない』など、ちょっと常識で考えてわかることでも何かにつけて上げ足を取ってきます。
指導をするときは、あらかじめ帰ってくる言い訳を考えておいてそれに応じた返答を用意しておかなければ逆にこちらがしっぺ返しを食らいます。
周りの評価を過剰に気にしている
自分が失敗すると『評価を下げられそう』と感じてしまうため、その失敗に対しての言い訳を一生懸命考えます。
こちらは特に評価を下げようと思ってもいないのにもかかわらず、相手は逆に考えてしまっているため余計にこちらをイライラさせてしまいます。
その一生懸命さを仕事に向けてほしいものです。
プライドが高い
私が思う最も『言い訳ばかりする人』の特徴の最上位にあたる項目です。
『自分のやったことに絶対に間違いはない』と思っているため、それをなんとか正当化しようと必死で弁論してきます。
他人の価値観を理解できず、自分を中心に考えているため周りからは『プライドが高い人』と思われて敬遠されてしまいます。
周りや環境のせいにする
やった作業に対して指摘をされた時に出てくる発言が『私は教わっていない、先輩はこう教えた、業務が遅いのはパソコンのスペックが低からだ、ミスが多いのは普段の残業が多いからだ』など周りや環境のせいにする傾向があります。
誰が見ても指摘されている本人が悪いのに、当の本人が思っていることは『自分は悪くない!悪いのは教えた人と環境が悪いから!』などという反省のかけらもない 事です。
『一生懸命頑張っている』と自分の口で平気で言う
何かこちらが指導をすると平気で言う発言が『私だって一生懸命頑張っているんです!』という発言です。
はっきり言って『一生懸命やっているのはあなただけじゃなく、周りのみんなも一緒です!』と言いたくなります。
当の本人は『自分だけが被害者』だと思っている傾向があります。
社会人ともなると無意識に、仕事に一生懸命真面目に取り組む姿勢は当たり前です。
それを自分の口から言うというのは、まだまだ幼稚な証拠です。
【言い訳ばかりしている人】は将来どのようになってしまうのか?
言い訳ばかりしている人は、『自分の言っている事・やっていることは絶対に正しい、生きてきた過程に間違いはない』と思っているため周りの人と上手くやっていくことは出来ません。
他人の価値観を理解できず、最終的には孤立してしまい会社員なら転職を転々と繰り返していく傾向にあります。
それに気づかず年を重ねていき現状維持で生きていこうとするため、ただ『時間だけが経過していき老化していく』だけの人生になってしまいます。
そのような人生で満足ならばそれで良いですが、果たしてそれでOKでしょうか?
たった一度しかない人生をつまらない人生で終わらせないためにも、先輩の指導には素直に耳を傾け、反省すべきところは反省をする勇気も必要です。
『頭を下げる男』の姿をかっこ悪いと思う人はいません。
逆に真摯に指導を受け止められる男の姿は後輩の手本となります。
はっきり言って『言い訳ばかりしている人』は人生で成功することは出来ません。
そうならないためにも、『今の自分を客観的に見る力』を常に持っておく必要があります。
何も指導する人は、あなたが憎たらしくて指導しているわけではありません。
指導する側にも責任があり、顧客と周りの社員に迷惑をかけないために指導をしているのです。
心当たりのある方は、是非これまでの勤務態度を見直してください。
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